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理学療法士の基礎知識

理学療法士の仕事(運動療法)

理学療法士が患者に行うリハビリテーションは、運動療法と日常生活活動訓練、そして物理療法の3つに大きくわけることができます。理学療法士が行う運動療法とは、運動を通じてリハビリテーションを行っていく事で、障害を受けた器官の変形を防いで、運動の機能や筋力の改善などを行います。

運動療法で最も一般的なのが、関節可動域運動で障害で動きにくくなった関節の稼働範囲を大きくすることが目的です。特に、脳卒中の後遺症や骨折などによって、関節の動きが鈍っている場合に行います。また、病気などで寝たきりが続き、運動をしていないと動かさない筋力は低下して、やせ細ってしまいます。

筋力がないと、リハビリテーションを行っても動く事が出来ないので筋力増強維持訓練を行い、筋力アップを図ったりします。また、運動の際に必要な持久力を上げる訓練も行っていきます。人が活動していくには、断続的な動きではなく継続することが必要なので、体力をつけて継続して動けるようにします。

また、事故などで体の協調性が損なわれる事があるので、それを回復する為に協調性訓練も行います。体の協調性とは、スムーズな身体の動きの事で、無意識で行っている動作でも、本当は無意識の脳を動かす速さや、距離感を測って動作しています。特に、脳に障害が残っているばあいは、体の協調性が損なわれやすく、目の前にあるものをとるといった動作が上手く行えなくなってしまいます。また、麻痺の残っている部分をマッサージしたりして、痛みを軽減するといった治療などを行います。